ダウン症イルカセラピー

そして今週は、

ダウン症の女の子を連れてのクルーズがありました。

彼女は身体的に１７歳ですが、

知的年齢は１２歳前後だそうです。

彼女は最初、

付き添いの母と姉にぴったり

くっついて恥ずかしそうに笑い、

私たちインターン

生とあまり目を合わしませんでした。

しかしいざ出航して体に水がかかったり

船からイルカを見つけると興奮しはじめ、

私たちの問いかけにも答えるようになりました。

観光客の場合はしないことですが、

今回は彼女が水に慣れるためにまず

浅瀬に船を泊めました。

母親の話では、

彼女は何年間も海で泳いでいないそうです。

彼女が子どもの頃は喜んで泳いでいたのに、

いつからか水を怖がるようになった…。

しかしこの日、彼女は姉を追い

かけて泳ぎだしました。

姉はとても喜んで、

向かってくる彼女に手を振ったり、

逃げる振りをしたり、

そして自分のところまで泳いできた妹を

抱きしめたりしていました。

私は足元にいたヤドカリを捕まえて

彼女のところまで持って行きました。

彼女は驚きながらも興味深げに見つめ、

そのうち自分の手に取って遊ぶよう

になりました。

楽しそうに声を上げて笑っていたので、

家族も私たちもうれしくて一緒に笑いました。

彼女が水に慣れてきたということで、

ついにイルカを探しに行くことにしました。

船の上からイルカを見つけると大きな声を出し、

うれしそうに笑っていたので私

は安心していました。

続く・・・